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はんちゃんの日記

はんちゃんの日記

さきちゃんとおばあちゃん

「さきちゃんとおばあちゃん」

絵本を紹介していこう、ということで、
最初に紹介するのは「そらまめくんのベッド」かと思いきや
この「さきちゃんとおばあちゃん」です。

実はこの本の内容、私はほとんど覚えていません。
ただ印象だけが強く残ってる。
私の家には絵本などはたくさんあったけど、
それをお母さんに読み聞かせてもらったという記憶は
あまりありません。
記憶がないだけなのかもしれないけどね。
記憶に残っているのは、この1冊。
小学校1年生か2年生のときに、たまたま公民館の図書室で
私が借りてきて、珍しくお母さんに「読んで」とせがんだ本です。
自分でも読めたはずなのに、
何故かお母さんに「読んで」って言ったことを覚えてる。
お母さんは読み聞かせているうちに、泣いてしまって
ほんとに、泣きながら読んでくれました。
そんなお母さんを見て私も泣いてた。

内容は、たぶんおばあちゃんが死んでしまう話なんだけど
そんな記憶しかなく、お母さんが泣きながら読んでくれた、という
強い印象を残し、本の題名も忘れてしまっていました。
でもずっと、もう一度読みたいな、という気持ちだけはありました。

時は流れて、大学2年生のとき、
課題で、「幼稚園児の子どもを持つ母親にむけて、
絵本を紹介している本を紹介する」というものがでました。
最近では絵本を紹介する本ってすごく多いんだ。
こんなときにはこんな本を読んであげるといいですよ、みたいな。
それで、私は絵本を紹介している本をたくさん読んでいました。
そうしたら、まさに奇跡的な出会いだと思うけれど
私がずっとイメージの中で思っていたこの絵本が紹介されていたのです!
その本では全文が紹介されているわけではないので
がぜん、もう一度読みたい!!という気持ちになりました。

家に帰って、ネットで検索してみると。。。
なんと既に絶版になっていました。
まだ、図書館などでは探していないんだけど、
もし、見かけた人がいたら、
ぜひとも教えていただきたいのです。
私にとって、見つからないからなのかもしれないけど
一番心奪われている絵本なのです。


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